惑星ハシエラの静止軌道に浮かぶステーション――エスカイリラⅠ。同施設に勤務する宇宙軍技術少尉ニカ・ベリンスキーは、統合参謀本部からの要請で急遽首都のカンパーラへ降下することになった。 早速本部ビルに向かったニカは案内された会議室にて、議長ロナルド・レーダックをはじめとした政府の重鎮たちよりにわかに信じ難い話を聞かされる。 それは半年ほど前、もう一基の静止軌道ステーション――エスカイリラⅡに船籍不明の大型宇宙船が入港し、その船には一万年前にハシエラで生まれた古代人と、84名にも及ぶ異星人が搭乗していたという――あまりにも常軌を逸した内容だった。 事態を飲み込めないままのニカに、レーダ
碧き双星5 惑星ハシエラシリーズ
✍ Scribed by クロサワ コウタロウ
- Book ID
- 110848908
- Publisher
- Kurosawa Lettering
- Year
- 2018
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 2 MB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B078ZK3BZM
No coin nor oath required. For personal study only.
✦ Synopsis
太平洋上に出現した亜空間ゲートによって繋がってしまったハシエラと地球。もともと地球に対して明確な敵意を抱いていたハシエラ連邦は、地球の各国が手をこまねいている間に陸海空の三軍を同海域へ送り込み、差し向けられた米海軍太平洋艦隊、及び同盟各国の部隊を完膚なきまでに叩きのめした。
不運にもその海戦に巻き込まれてしまったアカネ・セリルスカヤとニカ・ベリンスキーの乗る密輸船――バラマンディ号だが、そんな彼女たちを米海軍のミサイルフリゲートより救ったのは奇しくも連邦海軍のステルスヘリ――シャグザールだった。ニカは事情を彼ら――連邦海軍第一○一航空小隊の面々に伝えた上で、自分たちをビルバオの宇宙技術研究所へ連れていってくれるよう懇願する。
一方、そのビルバオのエウスカルドナーク邸に匿われていたカレル・ヒラヤマとランベルト・スドーは、シュガールより持ち出したアンドロイドの頭部――ガルンが覚醒したことを知る。スペイン空軍の協力でニューヨークの国連本部より無事帰国を果たしたドミニクたちは、エウスカルドナーク邸にてシュガールの元クルーらと対面したのち、カレルたちと共に記憶を取り戻した彼女――マルレーナ・バステレチェアからハシエラの「正しい歴史」を聞かされたのだった。
全くの誤解から始まってしまった地球とハシエラの争いを一刻も終わらせるため、カレルやランベルトはドミニクたちに協力することを決意するのだが――。
惑星ハシエラシリーズ「碧き双星」の最終巻。
📜 SIMILAR VOLUMES
逃亡者となったアカネ・セリルスカヤは、ナルバーレ湖より引き揚げられた未知の機械――「ガルン」を取り戻すべく、祖父ウジヨシ・ホウジョウやアルフレッド・ヨコチの協力を得て何とか静止軌道ステーション・エスカイリラⅢに潜入を果たした。 ステーション内で監禁されていた理論物理学の権威――リカルド・ローレンス博士の案内で「ベギハンジ」の制御室に忍び込んだアカネたちだったが、搭乗橋にて始まった壮行会を目の当たりにし、シュガールの出港が同日に変更されていたことを知る。潜入者たちは狼狽したものの、結局はそのまま地球へ行くことを選択した。 八十五名のクルーと十五名の連邦使節団、そして四名の招かれざる客
いよいよ地球の大気圏内に降下を始めたシュガールの居住区で、アカネ・セリルスカヤとカレル・ヒラヤマ、ランベルト・スドーの三名は囚われの身となっていたリカルド・ローレンスから暁天作戦の内容を聞かされる。それは重力炉内のマイクロブラックホールを意図的に成長させ、シュガールごと地球を飲み込ませるという――少なくても地球人にとっては最凶の作戦だった。 カレルたちの活躍によって脱出を阻止された連邦使節団の十四名も、結果的としてシュガールと運命を共にせざるを得なくなったが、最悪の事態は理論物理学の権威――リカルド・ローレンスの献身によって回避される。ところがシュガールの消えた太平洋上にはかわりに奇妙なリ
地球への使節団派遣のため、連邦政府が交換条件として提示したシュガールへのローレンス機関の搭載。難航していた接続作業を解決したのは、新たに地上より遣わされた助っ人――アカネ・セリルスカヤだった。 アカネはローレンス機関の接続に、ナルバーレ湖より引き揚げられた未知の機械――「ガルン」を利用するが、その際、彼女は「ガルン」に収められていたいくつかの記録を目の当たりにする。そこに使節団が向かう予定の惑星――地球の情報があったことから、アカネは「ガルン」の正体を知るべく、かの機械が作られた時代の人物――古代人ドミニク・ガルシアに会いに行く決意をした。 ところが。考古学者エドゥアルト・ラベック
ベリング海峡の海底に建設された「ゼル・エスフェラ」。紆余曲折を経て、ようやくそこに帰還した神使ミカエル・スドーは、同僚の神使アレックス・サビーチェからバスクーニアにて神使長オーランド・マルクスが拉致されたことを知らされる。 局長ゲルハルト・マードックや、「ゼル・エスフェラ」における三名の最高責任者――善導者たちに聴取を受けるミカエルだったが、マルクス拉致への関与を疑われ、逃亡する羽目となってしまう。 人工脳を搭載したアンドロイド――マルレーナ・バステレチェアを連れて隠れ家に逃げ込んだミカエルは、そこで彼女と共に「ゼル・エスフェラ」の真実を探る。そして彼らは「デアブル・イクセジーナ」
期せずしてオーシュリック神殿で囚われの身となってしまったギザ、ジャコブ、そしてベルナルドは、一人別の場所に連れて行かれたアンドロイド――マルレーナ・バステレチェアを憂う。 一方でマルレーナは別室にて、自分やギザたちを捕らえた張本人――「神使」と呼ばれる存在に聴取を受け、その際彼らが太古の共通言語ハシエラ語を話しているのに気づく。 そこからある可能性に思い至った少女は、「神使」たちに取引を持ちかけてギザたちの解放を約束させるかわりに、自らは彼らの拠点「ゼル・エスフェラ」に連れて行かれることとなってしまう。 解放されたものの、マルレーナを奪われて途方に暮れるギザたちだったが、その直後、