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狭衣物語 上・下

✍ Scribed by (校注) 鈴木一雄


Publisher
新潮社
Year
1985, 1986
Tongue
Japanese
Leaves
737
Series
新潮日本古典集成
Category
Library

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✦ Table of Contents



凡例
巻一
冒頭
主人公の憂悶
堀川関白と一家の紹介
主人公の登場
主人公の性格
主人公の理想的な資質
改めて女主人公の紹介
源氏の宮をめぐる中将の煩悶
主人公の日常
中将、帝の召もあって参内する
中将、帝の御前にて横笛の演奏を強いられる
中将ついに笛を手にする
奇跡―中将の笛に感応して天上楽おこる
中将天界に誘わるの報に関白夫妻の驚愕
帰邸後も中将の心落ち着かず
堀川関白邸の翌朝の風情
狭衣、はじめて胸の思いをうちあけるが、源氏の宮はただ戦くばかり
中宮、皇子を連れてお里帰り
狭衣、東宮に参内
誘拐
狭衣、車内に置き去りにされた女を見いだす
狭衣のめでたさを見知るにつけ、女(飛鳥井姫)は我が身をただ恥じる
飛鳥井姫君の素性と境遇
狭衣、飛烏井姫君に愛情募り、その慕わしさを宿命と観じるにいたる
狭衣は身分を秘し姫君また事情を伏せたまま、ひたすら行末を契る
源氏の宮さりげなく隠れ、狭衣は人人と話するも心は憂悶に閉ざされる
帰途、飛鳥井姫君のもとに通う
狭衣も姫君もそれぞれの事情を秘めたまま、互いの愛を誓うほかはない
今姫君登場
狭衣、中納言に昇進
狭衣、母代と贈答応酬
堀川関白、洞院の上の今姫君迎え入れにつき、狭衣に弁明する
姫君、狭衣の胤を宿す
飛烏井姫君をめぐり話はやや遡る
狭衣、風雨を冒して通う

飛烏井姫君、あざむかれてはるか筑紫行きの船に乗せられる
誇らかな式部大夫の言葉と狭衣中納言下賜の扇に姫君一切の事情を悟る
式部大夫強く姫君に迫るも靡かず絶体絶命の窮地に姫君入水を決意す
京―狭衣文をやるも姫君すでになし 突然の失踪に茫然自失に陥る
舟―飛鳥井姫君死を覚悟しつつ身を守る
飛烏井姫君、狭衣への思いを胸に秘め、ついに虫明の瀬戸に身を投げる
巻二
巻二の巻頭
狭衣、大納言に昇進する
中納言の内侍の紹介
垣間見
源氏の宮を思い心乱れつつも、耐えず、ついに狭衣は女二の宮と契る
後朝の別れ
狭衣大将、弘徽殿に参り、まず中納言の典侍を訪ねてしばし雑談する
中納言の典侍、狭衣の文を女二の宮に渡し、今後の成り行きを気に病む
母宮、看護のうちに女二の宮の妊娠を知り驚愕
狭衣切に女二の宮を思うも、関係を秘しつづけ、典侍はこれを不審がる
折から狭衣大将見甦に参上する
御子の顔は狭衣大将に酷似
狭衣大将弔問に参上
女二の宮の出家
雷の朝、狭衣大将、雷山に興じる源氏の宮を隙見し、益々恋慕の情深し
狭衣、扇に残る飛鳥井女君の筆跡に感無量
若宮、五十日の祝いに参内して帝と対面
狭衣も初めて若宮を見る
帝、譲位即出家
源氏の宮入内近し
新帝の父一条院にわかに崩御
賀茂の神託に狭衣の感慨尽きず
源氏の宮の運命の急転に、狭衣大将の心もまた激しく揺れ動く
斎院、潔斎所に移る当日
微行を旨として多くの参加希望を許さず
憂愁の道行
粉河寺に到着、参籠
狭衣、飛鳥井女君生存に歓喜、詳報を得べく兄の僧との再会を期する
解説  鈴木一雄
一 『狭衣物語』の評価
二 『狭衣物語』の表現と和歌
三 『狭衣物語』の方法と特色
四 作者のこと 底本のこと
付録
校訂付記
巻一 pp.10-83
巻一 pp.84-122、卷二 pp.127-131
卷二 pp.132-166
卷二 pp.168-205
卷二 pp.207-254
狭衣物語系図
系図以外の人物

巻三
巻三の巻頭
兄僧遂に帰山せず
雪の夕べ、狭衣大将訪れて若宮を慰める
狭衣大将、請われて洞院の上の御殿に参上
今姫君と母代、抱腹絶倒の狂態を尽す
狭衣、今姫君の歌と筆蹟に再び唖然
狭衣、常盤に至り兄僧と再会
今姫君入内近し
母代の惑乱に事態益々悪化
母代いよいよ狂乱ぎみ
今姫君入内騒ぎの終幕
噂はついに女院や帝の耳に達す
父閲白も事実と誤認し、一品の宮との結婚を勧める
狭衣大将の苦悩
一品の宮との婚礼の日近く、狭衣大将の嘆き益々深く放心状態に陥る
一品の宮と結婚
新妻はわが年齢と容貌を恥じ、婿殿はあらぬ方を思う
愛なき結婚の日々
折から幼女たちの声
遂に一品の宮、狭衣が自分に近づいたのは幼女ゆえと知り、深刻に悩む
狭衣、若宮袴着の折に姫君もと望むも、一品の宮心合わず出家のみ思う
関白夫妻、若宮を慈しむ
夢の邂逅
斎院(源氏の宮)、本院ヘ
御喫の日
斎院の唐車いよいよ進発
本院入り
賀茂祭の日
斎院の一段と際立つ美しさに、狭衣の心沸き騒ぎ、後悔の念に苦しむ
時に帝三十余歳
女一の宮入内、弘徽殿に入る
弘徽殿女御、程なく懐妊
狭衣の述懐
狭衣、妹君を所望
八講厳粛に修し終る
暁、狭衣ようやく入道の宮の許を離る 今生の別れか、嵯峨の空も悲し
翌朝、狭衣、入道の宮に消息するも仏道に専念する宮には何の甲斐なし
賀茂社頭の相嘗祭
狭衣出家準備
狭衣、別れに琴を弾く
才芸身に余るはかえって不孝の因 父殿の長嘆息に、狭衣の心益々痛む
狭衣、若宮との別れに泣くも恩愛の絆を断ち、出家の道へ一歩踏み出す
巻四
狭衣の出家行を告げる賀茂の神託に巻四始まる
父関白、狭衣の心を危ぷみ、賀茂明神を始め諸寺に専心祈祷を依頼する
堀川関白、賀茂神社に参詣
狭衣、若宮を伴い嵯峨院に参上
院の女御(女一の宮)堀川邸に退出
狭衣、斎院に赴く
大納言・宰相中将など斎院を訪れ、桜の下蹴鞠に興ず 『源氏』の下敷
右近の推奨する致仕大納言の女のもと許に赴くも、狭衣全く気乗りせず
妹君の許より返事とどく
狭衣大将、東宮に伺候
母君、日々に病重くついに尼になる
尼君(宰相中将の母)亀山の麓の寺に移り、病を押して勤行に打ち込む
狭衣、尼君を亀山に見舞う
狭衣、病床の尼君と話す
狭衣、尼君の許を出んとし、はからずも渡殿に忍び、姫君の在るを知る
狭衣、夜明けに人を介し更に尼君を見舞う
尼君逝去の悲報
月日を経るも姫君は亡き母をのみ恋い慕い、ひたすら悲嘆の日々を送る
狭衣ついに動く――姫との結婚を期し、風雪を冒して姫君の許に忍ぷ
乳母たち驚き慌てるも、狭衣は意に介さず、姫君を誘い帳に引き入れる
狭衣、姫君をこのまま見置きがたく直ちに自邸に伴うことを決意する
狭衣、そのまま姫君を自邸に伴い帰り、はじめて心の安らぎを味わう
大弐の乳母再登場
弁の乳母の目に映る狭衣の日常
狭衣と一品の宮との仲はいよいよ溝深まる
正月十五日、粥杖の祝いに狭衣邸はなやぐ
狭衣の心になお源氏の宮への未練消えず
狭衣、女君との幸せな日々にも過去を忘れ得ず
世に悪疫流行し社会不安に陥る
若宮世嗣問題の波紋
夏深く悪疫いよいよ猖獗
天照御神の神託
狭衣と斎院の贈答歌
八月二十日、狭衣帝即位
一品の宮、物思わしげな狭衣帝に冷淡 出家の意志を固め、準備を急ぐ
十一月、五節を前に藤壺女御退出する
祭の日
藤壺女御皇子出産
狭衣帝、堀川院へ行幸
狭衣帝、大原野、春日、平野などに行幸
九月末、まず賀茂行幸
十月、平野行幸
今姫君、大納言室として再登場
兵部卿の宮は桐壺を賜り、堀川院を里邸にする
道成、大宰大弐となる
飛鳥井女君の遺品出現
絵日記の回想
狭衣帝、絵日記を経紙に漉き経文を書写し、常盤を寺となし菩提を弔う
嵯峨院、御病篤し
狭衣帝、入道の宮と対座
暮れなずむ嵯峨野に狭衣帝の憂愁を重ねて物語は終る―夕映えの残像
解説  鈴木一雄
一 『狭衣物語』の基本構造
主要人物関係表
二 『源氏物語』の影響について
付録
校訂付記
卷三 pp.9-49
卷三 pp.49-115
卷三 pp.120-184
卷四 pp.188-230
卷四 pp.230-263
卷四 pp.263-304
卷四 pp.306-337
卷四 pp.337-372
狭衣物語年立
上 pp.9-25
上 pp.35-54
上 pp.55-81
上 pp.81-119
上 pp.127-159
上 pp.161-194
上 pp.196-214
上 pp.216-229
上 pp.231-254
下 pp.9-28
下 pp.28-71
下 pp.72-92
下 pp.95-120
下 pp.121-139
下 pp.143-164
下 pp.170-182
下 pp.187-200
下 pp.204-229
下 pp.229-254
下 pp.261-292
下 pp.294-309
下 pp.311-325
下 pp.326-340
下 pp.340-352
下 pp.355-368
下 pp.370-373
狭衣物語系図
系図以外の人物


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