昭和20年8月14日。全てが終戦へと向かっていたこの日、徹底主戦派の陸軍将校らが皇居へ強行突入、天皇を拉致した。彼らは呼応した近衛師団とともに天皇を松代大本営に移送、日本は国体を護持すべく大東亜戦争継続への道を歩み始める。一方、艦船3000隻、兵員40万名を擁する米軍は日本本土を目指していた。空前絶後の上陸作戦『オリンピック作戦』の発動である。かたや九州南部が敵上陸地点であると予測した日本は『決号作戦』を発令。民族存亡を賭け、国家一丸となって敵を迎え撃つ、本土防衛の最終決戦が始まったのだ。10月30日、薩摩半島吹上浜に轟く戦艦ニュージャージーの砲声を皮切りに動きだした史上最大の上陸作戦。だが、
帝国本土決戦(3)日本制圧作戦、開始! (コスモノベルズ)
✍ Scribed by 羅門祐人
- Book ID
- 110772398
- Publisher
- コスミック出版
- Year
- 2008
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 454 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B07Q2BHJSM
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✦ Synopsis
昭和21年3月、日本軍の陸海空を問わない自爆攻撃によって大被害を出しつつも、辛うじてオリンピック(九州上陸)作戦を完遂した連合軍は、次なる作戦へと動き出した。すなわち関東上陸、帝都制圧を目的としたコロネット作戦である。戦略爆撃によって海岸線を完全制圧した連合軍は、一気に相模湾に向かって進撃を開始する。だが、ここで姿を現われしたのは500機の『帝都決戦機』だった。75機の護衛戦闘機に守られた特攻機は大型戦闘艦には目もくれず輸送艦船を攻撃、連合軍は一瞬にして4万人以上の兵力を無力化されてしまう。だが戦力に勝る連合軍は、被害をものともせず作戦を強行、日本の噴進砲部隊の猛反撃を受けながらも湘南海岸に上陸を果たした。かくして国民義勇隊を巻き込みながら泥沼化と化す地上戦。だがその一方で、陸軍主戦派が占める松代大本営では、戦後交渉に向けた新たな動きが始まっていた。
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昭和21年3月14日、遂に九十九里浜にも上陸を開始した連合軍は湘南方面から侵攻する部隊と呼応し、帝都包囲作戦に着手した。牟田口中将率いる帝都防衛隊は国民義勇隊とともに壮絶な都市ゲリラ戦を展開、連合軍を市街戦の泥沼にひきずり込む。連合軍総司令官のマッカーサーは膠着状態を打破すべく、東京と名古屋へ新たに二発の原爆を投下するようトルーマン大統領に嘆願。だが原爆は残り二発。それらを使用すれば、ソ連は再び日本侵攻を開始し、その結果、日本を共産主義の防波堤とするという太平洋戦争の意義自体を失いかねなかった。連合軍は新たな原爆が完成するまでの三カ月を徒手空拳で戦わなければならないという苦境に追い込まれたのだ
ガダルカナル撤退を辛うじて成功させた日本海軍であったが、これ以上の積極的作戦はとれなくなった。また、アメリカ軍に暗号を解読され、ブーゲンビル島上空で連合艦隊司令官山本五十六は刺客に狙われるが、危機一髪、死地を脱することに成功した。生還した彼は、一年がかりで新たなる秘策を練る―。その秘策とは、占領したミッドウェーから撤収したのち、中部太平洋で伝統の漸減邀撃作戦を強行。一気に雌雄を決することにしたのだ。稀代のギャンブラーたる山本長官が最後に挑んだのは、作戦成功のために自らの命を賭けた大勝負である。昭和19(1944)年6月19日、ついに山本の罠が待ち受けるパラオ沖にアメリカ海軍機動部隊が飛び込んで
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