強い使命感とか、確たる正義感なんてない。でも、リジューはディオデイト家の死んだ世継ぎエミュールのふりをして、アイルコーン家との戦の先頭に立った。数少ない親しい人たちを守りたくて。しかし慣れない守護騎の闘いのため大苦戦。生きることを諦めかけた刹那--青色の守護騎が現れた。機体の胸には『護樹騎士団』の紋章が輝く。「ある人に頼まれ、君を助けにきた」。死にかけた戦場で、リジューは生きる目標を見つけた。 【イラスト/鈴木理華】
護樹騎士団物語4 熱闘!入団競技会 (徳間ノベルズEdge)
✍ Scribed by 夏見正隆(水月郁見)
- Book ID
- 110768548
- Publisher
- 徳間書店
- Year
- 2006
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 2 MB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B00RT3NUYO
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✦ Synopsis
貧しい巡礼の子だったリジューが、貴族の当主、エミュールになりすますこと早2年。彼は14歳になった。守護騎に乗ったことは自分の意志ではなかったけれど、護樹騎士団への受験は自分で決めた。あのとき自分を助けてくれた青と銀の守護騎を操るアシュレイみたいな護樹騎士団員になりたくて。そんな思いを抱えたエミュールは、騎士団の試験会場にて一人の少女を見つける。少女は貴族家の姫君のようだが、白銀の騎士服を纏い、腰に帯剣していた……! ファンタジー大作第四弾! 【イラスト/鈴木理華・D-SUZUKI】
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