一九四四年六月、連合軍はドイツ占領下の北仏に侵攻を開始した。三百万の兵を動員した史上最大のノルマンディー上陸作戦である。ドーバー海峡を埋め尽くした連合軍の艦艇。その背後には新兵装の戦艦『大和』と六航戦の空母群の姿があった。歴史を日本に有利に導くべく時空を超えてきた自衛隊の反乱艦『やまと』は、それを阻止するために追跡してきた『むさし』を撃沈したのち消息を絶っていたが、必ずこの戦場に現れると看破した山本五十六は、連合艦隊を欧州に派遣したのだ。未来兵器を装備した『大和』は、出現した『やまと』を猛攻。窮余の未来艦は時航機を作動させ、両艦はもつれあって時空を超えてしまう。両艦が飛ばされた先は二〇一〇年の
時空連合自衛隊(1)不沈戦艦大和、南海の逆襲! (コスモノベルズ)
✍ Scribed by 遥士伸
- Book ID
- 110769746
- Publisher
- コスミック出版
- Year
- 2005
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 240 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B07G9B8XHH
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✦ Synopsis
戦後65年を経て、日本列島に大異変が起きた。東日本は2010年の現代に、西日本は1945年の大戦中に分裂したのだ。航空自衛隊のパイロットたちが目にしたのは巨艦に群がるレシプロ機、なんとそれは沖縄に特攻出撃した「大和」と米艦載機との死闘だったのである。疑問や矛盾を解消する間もなく、自衛隊パイロットたちは実戦に引きずり込まれてゆく。一方、物量を誇る米軍の猛攻に苦慮していた帝国陸海軍は、突然出現した自衛隊の未来戦術を頼みに反撃し、連戦連勝を得る。襲来するB‐29を航空自衛隊のF‐2とF‐15が迎え撃ち、「大和」の巨砲、対潜・対艦ミサイルが大気を裂く。東西に断裂して時を越えた日本の運命は、太平洋戦争末期に投げ出された陸海空自衛隊と旧陸海軍の“連合自衛隊”の活躍如何にかかった。タイムスリップ戦記小説の新境地を切り開き続ける遙士伸の新シリーズ、ここに発進。
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