江戸本所の貧乏長屋に住まうひとりの男。どこにでもいる浪人のようだが、身の丈六尺の大男はこの男に平伏する。どうやらただ者ではない。浪人は、かの天下人、織田信長の直系子孫・織田信弥、大男はなんと城を抜け出た将軍・徳川吉宗であった!ふたりは百六十年前の「織田徳川同盟」よろしく師弟関係を結び、江戸市中で悪人斬りに奔走していた。「このところ、江戸が変ですぜ」──ある日、信弥が告げられた。目つきが落ち着かない町人がうろうろしているというのだ。信弥と吉宗は何者かが香を焚き、嗅がせていることを突き止める。いったいだれが、何のために?そしてついに、想像もつかない黒幕を追い詰めるのであったが……。名実ともに最強の
子分は将軍様 信弥と吉宗 (コスミック時代文庫)
✍ Scribed by 楠木誠一郎
- Book ID
- 110777275
- Publisher
- コスミック出版
- Year
- 2014
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 188 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B075M9XNKR
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✦ Synopsis
「織田さまっ」──ひとりの浪人の前で、そう呼びかけた大男が腰を折る。このふたり、どうやら旧知の仲のようだが、共にただ者ではなかった。何を隠そう、大男は城を抜け出した八代将軍・徳川吉宗、そして、織田さまと呼ばれた浪人は、本名を織田信三郎信弥といい、かの天下人、織田信長の直系子孫にあたる高貴な血を引く人物だったのである。遠い戦国の世、信長は徳川家康と同盟関係を結び、天下統一へ邁進した。信長が斃れた本能寺の変で友好関係は崩れたが、深い因縁は百六十年後の太平の世で再び織田と徳川を結びつける。盗賊に襲われた吉宗を信弥が助けたことから、ふたりは師弟関係になったのだ。天下人同士、最強の相棒が江戸の悪人たちを斬る、待望の新シリーズ、誕生!
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