<span>日本が世界に誇る数学者、岡潔(1901~1978)が「人生の仕事」として取り組んだ、多変数関数論における3大問題、 ●近似の問題 ●クザンの問題 ●擬凸問題 の肯定的解決を目標に、岡理論への入門を試みた書。 証明は、著者の最新の研究成果である「弱連接定理」(Noguchi, 2019)と岡の未発表論文の内容に基づくもので、既存の多変数関数論の入門書にくらべて大幅に簡易化された。 予備知識として、線形代数、微分積分、一変数関数論、集合・位相、代数系(環と加群)の初歩的な内容を仮定。 ワイェルシュトラースの予備定理、層係数コホモロジー論、L^2 空間の直交射影法といった道具立ては用いな
積分論と超関数論入門
✍ Scribed by 松澤忠人, 原優, 小川吉彦
- Publisher
- 学術図書出版社
- Year
- 1997
- Tongue
- Japanese
- Leaves
- 201
- Category
- Library
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✦ Table of Contents
序
もくじ
I ― 積分論入門
§1 数列と実数の集合
§2 連続関数
§3 定積分(Riemann積分)
§4 1次元ルベーグ測度(準備)
§5 1次元ルベーグ測度
§6 1次元ルベーグ積分
§7 項別積分など種々の極限操作について
§8 N 次元ルベーグ測度と積分,Fubini の定理
§9 一般の測度空間について
§10 関数空間 L^p と L^∞
§11 フーリエ(Fourier)変換
II ― 超関数論入門
§12 シュワルツ超関数の定義
§13 超関数の微分
§14 超関数の台(support)
§15 超関数のフーリエ変換,緩増加超関数
§16 超関数の延長
§17 ソボレフ空間
§18 超関数と微分方程式
§19 熱方程式と超関数
参考文献
問題の解答
問題5
問題13
問題14
問題15
問題16
問題18
さく引
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<span>本書の主題はルベーグ「流」積分論である。ルベーグ積分論というのが通常であろう。あえて「流」とした理由は以下のとおりである。積分論において最も重要かつ頻繁に用いられるのはユークリッド空間における積分である。ルベーグ測度をユークリッド空間における長さ・面積・体積の概念に数学的厳密さをもって一般化し,積分を定義するのが通例である。一方,測度はユークリッド空間における積分に限らず,例えば確率論にも利用される。本書にも記載されているが,平行移動に関して不変な測度は本質的にルベーグ測度に限る。その意味でルベーグ測度は,特殊なものといえる。本書では,ルベーグ測度・積分の理論を他の測度・積分に一般