いつも仲睦まじく、誰もが羨むおしどり夫婦であった町方同心の影浦善朗とおし乃──。だがこの二人、互いに裏の顔を隠した仮初めの夫婦であった。影浦は北町奉行・遠山景元直下の隠密、おし乃は京の貴族の末裔で、巷で評判の女盗賊〈猫御前〉であったのだ。じつは遠山が、幕府と朝廷の架け橋になるよう夫婦の縁を結ばせていたのである。そんなある日、偽の〈猫御前〉が現れた!その正体に惑わされる影浦たち。二匹の〈猫〉を競わせているのは、幕府を快く思わない朝廷の仕業なのか!?が、遠山や影浦は、その裏に老中・水野忠邦が思惑も絡んでいることを知る。影浦、おし乃、偽猫・お夕……その対決の行方、そして三人に交錯する恋心の始末は?好
隠密同心と女盗賊 わが恋女房 (コスミック時代文庫)
✍ Scribed by 新美健
- Book ID
- 110766998
- Publisher
- コスミック出版
- Year
- 2019
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 171 KB
- Category
- Fiction
- ISBN-13
- 9784774761022
- ASIN
- B0822JZL5F
No coin nor oath required. For personal study only.
✦ Synopsis
江戸の巷を騒がす女盗賊あり──。絶世の美女と噂され、朝廷の命で能面ばかりを盗む〈猫御前〉。一方それを追うのは、北町奉行・遠山景元直下の隠密〈狐〉であった。実はこの二人、同心・影浦善朗と妻・おし乃として、互いの素性を知らない仲睦まじい夫婦だったが、敵同士であるはずの裏の世界でも、次第に惹かれ合う存在になっていた。が、そんな二人の元に、妹〈猫〉のお夕がやって来てから様相は一変。淫靡な術でお夕が影浦を誘惑したのだ。おしどり夫婦の危機、であった。そんな中、新たな厄介者が……!巫女姿の謎の女が現れたのである。果たしてこの美女の目的とは。朝廷と幕府の思惑が入り組む中、女房と女盗賊の“ふたりの女”に惚れた影浦は、重大な決意を固める──!!
📜 SIMILAR VOLUMES
薬研堀の医師“藪髭”こと五十嵐祥庵の元に、ある日担ぎ込まれた一人の若い女。祥庵は、大川で溺れていたという女の体を診て驚いた。体中が、まるで嬲られたような痣で覆われていたのだ。事情を尋ねる祥庵だが、女は首を振って、家に帰らせて欲しいと訴えるばかり。この女には、何か隠されたいわれがある――。祥庵は、閉ざされた女の心を開くとともに、真相を探ろうと心に決める。女は作事方小頭補佐役・井村家の妻・佳代。だが佳代は二人目の妻で、井村家には不審な死を遂げた最初の妻がいた。南町同心・鎌谷厳重郎の助けで真相に迫る祥庵。だがその矢先、祥庵を凶刃が…。心の傷を、情けで癒し、剣で繕う官能時代小説。待望の書下ろし。
火盗改め長官・長谷川平蔵と鶴屋南北の目の前で、醤油問屋〈伊勢屋〉の主人を殺し、まんまと逃げた外道・英次郎。南北は平蔵の隠密として、この男の行方を追った。だが英次郎は、自分の手下や情婦をつぎつぎと殺害して行方をくらませる。そんな折、吉原〈湊屋〉の花魁・志乃太夫が、英次郎によく似た男の毒牙にかかった。この一件で、下手人の殺しの目的をようやく知った南北は、彼を慕う美貌の女剣士・志津の腕を借り、捕縛の罠を仕掛けるが……。志津に伝授された新当流の極意、南北の〈一の太刀〉が悪を斬り裂く!大好評、痛快時代活劇の傑作シリーズ第三弾「恋の闇絡繰り」の改題リニューアル版。
市井に暮らす公家侍・飛鳥業平は、中納言という高貴な身分でありながら、難事件の謎解きが大好きという、風変わりな人物。今日もひまを持てあまし、あてもなく街を歩いていると、ひょんなことから、お里久という若い娘と知り合う。話を聞いてみると、お里久は履物問屋で働く、ごくごく普通の奉公人。けっして絶世の美女ではないものの、妙に男心をくすぐる、色気の漂う娘ではあった。平凡な出会いと別れと思っていた業平であったが、この日を境に、お里久のまわりで、色香に狂った男たちが次々と物騒な事件を引き起こす。はたして、魔性の女・お里久の正体とは!?好評の第七弾。
北町奉行所の同心・末広喜十郎は、例繰方に勤める人嫌いの偏屈な男。妻に先立たれ、娘とふたり、ひっそりと暮らしている。そんな喜十郎のいきつけの一膳飯屋『ひさご』で、ある日、若い美貌の女中・お松が働きだした。けったいなお供の三蔵を引き連れ、とてもただの女中とは思えぬ娘であったが、それもそのはず、このお松こそ、徳川吉宗を父にもつ、正真正銘、将軍のお姫さまであった。市井の暮らしを知りたいと、お忍びで出てきたお松であったが、目立たぬ風貌に隠された喜十郎の、優れた知性と探索力に、乙女心が揺れはじめて……。人気作家の新境地・待望の新シリーズ開幕!!
奉行所でも悪名高いぐうたら同心・服部半四郎。橋廻りという閑職に身を置き、小遣い稼ぎの強請り稼業にいそしんでいたところ、ひょんなことから御庭番の大役をおおせつかることに。その裏には、半四郎の同心長屋に住まう、謎のご隠居・徳山斉之助の働きがあった。それもそのはず、この斉之助こそ、将軍・徳川家斉その人だったのだ。半四郎にとっては恩人であり、また仕事仲間でもあり、なにより大切な友人であったが、その斉之助が、なんと殺しの容疑で捕えられてしまった!幕閣の陰謀も絡み合うなか、半四郎たちの決死の救出劇がはじまったのだが…手。大人気シリーズの第六弾。