ここからは──残された者たちの物語を、始めよう。 一人の少年が作り上げた舞台で、一人の少女が英雄となった。 〈獣〉に対抗できる黄金妖精(レプラカーン)の存在は明るみとなり、浮遊大陸群(レグル・エレ)が小さな守護者に沸く一方、38番浮遊島に侵食の足音が迫る。 「黄金妖精(レプラカーン)をしてくるよ。先輩たちには、ちと悪い気がするがね」 パニバル・ノク・カテナは、〈十一番目の獣(クロワイヤンス)〉に呑まれた39番浮遊島に立つ。 その力の限りを尽くして、〈獣〉との戦いへと臨むために。 これは作られた英雄たちの、終わりに近づく物語。
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#01
✍ Scribed by 枯野 瑛
- Book ID
- 110765779
- Publisher
- KADOKAWA / 角川書店
- Year
- 2016
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 7 MB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B01DIIQAWC
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✦ Synopsis
〈人間〉は規格外の〈獣〉に蹂躙され滅びた。〈獣〉を倒しうるのは、〈聖剣〉(カリヨン)を振るう黄金妖精(レプラカーン)のみ。戦いののち、〈聖剣〉は引き継がれるが、力を使い果たした妖精たちは死んでゆく。「誰が恋愛脳こじらせた自己犠牲大好きよ!」「君らだ君ら! 自覚ないのかよ自覚は!」廃劇場の上で出会った、先輩に憧れ死を望む黄金妖精と、嘘つき堕鬼種(インプ)の青年位官の、葛藤の上に成り立つ儚い日常。次代の黄金妖精たちによる、新シリーズ開幕!
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