松島、天橋立、宮島。日本三景と呼ばれる名勝が次々と倒壊炎上し、籠神社で神職が惨殺される。高村皇らの最大の仕掛けの始まりだった。神々を鎮めるため、辻曲兄妹と関わりのある女性たちが全国の神社に散る。摩季が亡くなり六日目、「死反術」を執り行う期限も迫る。八年前、天橋立で辻曲夫妻を巻き込んだ大事故の真相とは? これまで日本の怨霊を揺り起こしてきた高村皇の真意が明かされる。
神の時空 鎌倉の地龍
✍ Scribed by Takafumi Takada
- Publisher
- 講談社
- Year
- 2017
- Leaves
- 256
- Series
- 神の時空 Ⅰ
- Category
- Fiction
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✦ Synopsis
由比ヶ浜で、意識不明の重体で発見された女子高生・辻曲摩季の姿が病院から消失。直後の地震で、鶴岡八幡宮の鳥居が倒壊し、さらに、源氏ゆかりの地・修善寺でも異変が発生。尋常ならざる者の影を感じた摩季の兄姉と友人の陽一は、鎌倉の殺戮史を調べはじめる。果たして、事件と怨霊の関係は? 新シリーズ開幕!
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