平和な家庭に突然ころがり込んできた闖入者(ちんにゅうしゃ)。その女が座間(ざま)家に居ついて40日にもなる。勝手に冷蔵庫を使うなどやりたい放題。だが母の芙美代(ふみよ)は強くたしなめることをしない。父も、「いずれ出て行くさとあまり気にしていない。いったいなぜ、家族はこの女の横暴を黙認するのか。娘の真紀(まき)は、女が居すわる理由を調べるため、四国の大洲(おおず)市へと向かった。戦慄の事実が……?!(『女の戦争』改題)
泣き出した女 (光文社文庫)
✍ Scribed by 佐野 洋
- Book ID
- 110836178
- Publisher
- 光文社
- Year
- 2007
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 80 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B009KZ5E3O
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✦ Synopsis
Dホテルの公衆電話コーナー。「だから、何でもするわよ。それならいいんでしょ」――四十前後、奥様風の女性。電話に向かって声を荒らげるようなひとには見えない。作者が街の中でふと耳にした会話。そこから想像がふくらみ、一編の小説が生まれる。短編の名手が贈る好評新スタイル・ミステリー「街の中の声」シリーズ第2弾!
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