上田秋成、滝沢馬琴、山東京伝、建部綾足、都賀庭鐘らが紡ぎ出した豊饒で妖しい江戸の文学言語を鮮やかに読みとき、フォークロアとは次元の異なる「不思議の園」に読者と共に分け入る。怪談、奇談、稗史等、近世文学の「闇の物語」にあえて光を当て、なまじの現実よりも夢であることによって一層生き生きとした江戸人たちの心性世界に肉薄する。
江戸幻想文学誌
✍ Scribed by 高田衛
- Publisher
- 平凡社
- Year
- 1987
- Tongue
- Japanese
- Leaves
- 261
- Series
- 平凡社選書
- Category
- Library
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✦ Synopsis
無惨な死に方をした恋人と、夢のなかで結ばれようとした若者の物語…。ロマンと幻想に満ちた、江戸の小説世界。都賀庭鐘、建部綾足、上田秋成、山東京伝、滝沢馬琴らの豊饒なる文学言語が、いま、あざやかに読み解かれる。
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