浴室の鍵穴を覗いた金田一耕助の眼に異様な光景がとびこんできた。噴射しつづけるシャワーの雨、その下には胸部に白塗りの矢を射ちこまれた男の変死体が……。弓の収集家として名高い考古学者の古館博士が開催した粋狂な弓勢くらべ。博士の愛娘早苗の婿選びが目的のこの競技で、三人の候補者のうち一人がみごと的を射とめた。だがその直後、競技に参加した若者が殺害された。伝奇ロマンの世界に構築された鮮やかな謎解きとトリック、横溝正史の傑作本格推理ほか一編を収録。
毒の矢
✍ Scribed by Seishi Yokomizo
- Publisher
- KADOKAWA
- Year
- 2002
- Leaves
- 251
- Series
- 金田一耕助
- Category
- Fiction
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✦ Synopsis
高級住宅街緑ヶ丘町一帯に、突然、悪意に満ちた奇怪な密告状が舞い込み始めた。差出人は黄金の矢と名乗る謎の人物。はじめは、たちの悪いイタズラと笑い過していた人々も、殺人事件が起こるにいたり、たちまち恐怖のどん底に叩き落された。被害者はアメリカ帰りの富裕な未亡人で、むき出しの背中に彫られたトランプ散らしの刺青のうちハートのクイーンの部分を、無気味なからす羽根の矢が深々と刺し貫いていた! 金田一耕助の名推理が冴える奇怪ミステリーの傑作、ほか一篇を収録。
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