邪教の花が枯れる時、それがエジプト滅亡の時 死ぬことはなかったのだ…。紀元前一四九六年、エジプト女王・ハトシェプストは自ら建設した巨大な葬祭殿の前にたたずみ、自害した忠臣・センムトに思いを馳せていた。葬祭殿建設の最大功労者であり、愛人でもあったセンムトを、女王は忘れることができなかった。葬祭殿の一角に自らの像を刻んだことが発覚し、毒を仰いで死んだセンムトを…。それから一五〇年後、「死人起こし」と呼ばれ、かつて凄腕の墓荒らしだったパキの許に、昔の仲間が転がり込んだ。葬祭殿で死んでいるはずの女王を見たというのだ。パキの冒険が再び始まる…。 古代エジプトを舞台にした長篇英雄活劇、第2弾。
死人起こし(1) 迷宮の獣王
✍ Scribed by 田中 文雄
- Book ID
- 110839831
- Publisher
- 株式会社アドレナライズ
- Year
- 2016
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 184 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B01M66WKFX
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✦ Synopsis
エジプト王家の秘密、クレタの魔神の復活……そして世界滅亡の時が来た
旧約聖書の成立よりさかのぼること一世紀。時は紀元前一三五〇年。当時、栄華をきわめたエジプト王国の地には、王家の墓を狙う「墓荒らし」という盗賊達がいた。「死人起こし」の異名を持つパキも、そんな盗賊のうちの一人であった。ある日彼は、ふとしたことから現王イクナテンの共同統治者であるスメンクカラー王の死と秘密を知る。王の頭には二本の角があり、しかもその生地はエジプトではなく、牛を神と崇めるクレタ島であったのだ。半人半獣であったエジプトの王とクレタとのつながりを解明すべく、パキの冒険が始まった。
古代エジプトを舞台にした長篇英雄活劇、第1弾。
●田中文雄(たなか・ふみお)
1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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