唯一無二の科学的奇想に彩られた世界。 著者の真髄を示す傑作短編集。 銭湯で起きた殺人事件の謎を解く、デビュー作の本格ミステリ「電気風呂の怪死事件」。夜の新宿で男が死んだはずの友人とすれ違ったことに端を発する、幻想的な冒険譚「火葬国風景」。“音楽浴”によって国民を洗脳・支配する独裁国が辿った、皮肉な末路を描く歴史的名作「十八時の音楽浴」。幼少時に離れ離れになった同胞を探す娘の、数奇な探偵行を綴る「三人の双生児」など、唯一無二の奇想に彩られた11編と、作品の背景が語られる珠玉のエッセイを収録。日本SFの先駆者にして、科学知識に基づいた作品を描いた著者の真髄を示す傑作短編集。/編者解説=日下
日曜は憧れの国 (創元推理文庫)
✍ Scribed by 円居 挽
- Book ID
- 110777522
- Publisher
- 東京創元社
- Year
- 2016
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 681 KB
- Category
- Fiction
- ISBN-13
- 9784488460112
- ASIN
- B01FS4YSRI
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✦ Synopsis
四人の少女がカルチャーセンターで遭遇する謎。
気鋭の著者が贈る、校外活動青春ミステリ。
内気な中学二年生・千鶴は、母親の言いつけで四谷のカルチャーセンターの講座を受けることになる。退屈な日常が変わることを期待して料理教室に向かうと、明るく子供っぽい桃、ちゃっかりして現金な真紀、堅物な優等生の公子と出会う。四人は偶然にも同じ班となり、性格の違いからぎくしゃくしつつも、調理を進めていく。ところが、教室内で盗難事件が発生。顛末に納得がいかなかった四人は、真相を推理することに。性格も学校もばらばらな四人が、カルチャーセンターで遭遇する様々な事件の謎に挑む!
目次
「レフトオーバーズ」
「一歩千金二歩厳禁」
「維新伝心」
「幾度もリグレット」
「いきなりは描けない」
著者あとがき=円居挽
著者紹介
円居 挽(まどい ばん)
1983年奈良県生まれ。京都大学卒。2009年『丸太町ルヴォワール』を講談社BOXから刊行してデビューする。他の著書に『烏丸ルヴォワール』『クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ』『シャーロック・ノート 学園裁判と密室の謎』『キングレオの冒険』などがある。
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