南エキアルディーン大陸にあるエウロパ連邦の植民地ヌエバ・カステリア。その第二の都市リーマで大学に通うギリアン・ラベックは、エウロパ本土への留学が認められ、その準備のために実家のある田舎町カラマに戻ってきた。 このカラマへの帰郷で、ギリアンはインガラテラ人のティム・ワトキンスと、テキシナ人の女記者ロキシー・クワンという二人の道連れを得る。 初対面の三人は一先ずリーマ港から汽帆船に乗り、総督府のあるメーデリーンを目指すが、その道中、ギリアンはロキシーから彼女が追っているというある窃盗団の話を聞く。 その集団――「魔女の教団」は、「妖童の魔女」と呼ばれる不老の少女に率いられており、数千年
奔命の魔女6 惑星ハシエラシリーズ
✍ Scribed by クロサワ コウタロウ
- Book ID
- 110849055
- Publisher
- Kurosawa Lettering
- Year
- 2017
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 2 MB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B01N28BROD
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✦ Synopsis
帝都カンパーラに存在する皇帝デルナード三世の居城ブルガンダ宮殿。その実態は巨大な地下複合施設だった。
奇しくもこの地下宮殿にて合流したジゼラ・バルカたちとアーロン・レオーノフのユニット。しかし施設の制御室を占拠した一行は、謁見の間にてジェイコブ、デルナードと共にいる副首領テオバルト・スドーを目撃してしまう。
裏切りとしか思えないテオの行動に潜入班の一同は衝撃を受けるが、中でも幼馴染みのジゼは完全な思考停止に陥ってしまった。
そんな中、ジェイコブが侵入者の存在に気づいたことによって事態は急変。謁見の間の天井裏に潜んでいたカイエン・ヒラヤマらはもとより、制御室を占拠していたマルレーナたちも地下宮殿からの一時撤退を余儀なくされる。
窮地を脱した一行はジェイコブの拠点と思われる兵器開発局を目指すが、一方でジェイコブはテオと共に最後の賭けに出ることに。それは少なからず惑星ハシエラの未来に影響を及ぼすものだった。
いよいよジェイコブに迫るマルレーナたち。そして明らかになる全ての真実――。
惑星ハシエラの欠けた記録をめぐる争いに終止符を打つ最終巻。
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