父と共に西の地に流れ着いた小六の和美。開発が進むその地は、裕福な者たちが暮らす「新興高級住宅街」と、地上げ屋に怯える者たちの住む「下町」が隣り合う町だった。四人の少年少女は、子供ならではの純粋さで友情を育んでいく。あの頃、大人にとってはなんてことないことも、子供にとっては大事件だったのだ。誰にでもある幼少期を描いた、ノスタルジックな純文学小説。
地を継ぐ子供たち
✍ Scribed by 有村 とおる
- Book ID
- 110772819
- Publisher
- アドレナライズ
- Year
- 2016
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 289 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B01FX3QFKW
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✦ Synopsis
謎の疫病〈えぶ〉と軍事警察に怯えて暮らす子供たちが目指す場所とは
〈えぶ〉と呼ばれる謎の疫病が人類を襲い、世界人口は最盛期に比べて十分の一以下になった。荒廃後の日本列島では〈東国〉と〈西国〉に分裂した人々が、チュウブ無人地帯を間に挟んだまま、にらみ合いを続けていた。軍事国家〈東国〉に住む「まひる」たち四人の少年は、町の人々の間で「スフィンクスやピラミッドより大きい」と伝説になっている人工の遺跡〈石棺〉を探検しよう、と進入禁止区域に足を踏み入れる。
鳥が次々と空から落ちて死んでいく。再び〈えぶ〉が発生した。人間の滅亡を意味する〈えぶ〉とは何か? なぜ大人たちは〈石棺〉の正体をひた隠しにするのか? そして、人類が生き残るすべはあるのか? すべての謎を解く鍵は、旧世界の科学者が記した〈ゆまノート〉に隠されている…。電子オリジナルの長篇SF小説。
●有村とおる(ありむら・とおる)
1945年生まれ。早稲田大学卒業。IT・ネットワーク・ソフトウエア企業で30年以上の経験を有する。企業間エレクトロニック・コマース(B2B・EC)のパイオニア。2004年、死すべき人間に死の恐怖が埋め込まれた不条理をテーマにした『暗黒の城(ダーク・キャッスル)』が第5回小松左京賞を受賞。2011年、文鳥への愛情と財務省の不正な二重課税を描いた『ほらピーちゃんが飛んでいる』を電子書籍で上梓。日本SF作家クラブ会員。
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