よみうり屋として事件を追い、身の危険さえいとわぬ、いっぷう変わった町娘のこより。そんなこよりを手助けするのは、兄の目明し・筆吉と、三味線と酒を愛する謎の浪人・榊龍之介。龍之介と出会ったことにより、こよりのもとには、ネタになりそうな不思議な謎や厄介な揉め事が、次々と持ち込まれてくる。ただの浪人者とは思えぬ龍之介の頭のきれと剣技に助けられ、着々と名をあげていく、こより。だが、そんな龍之介にも、他人には言えぬ事情があった。龍之介の正体は、側用人を務める坂木家の長男・坂木龍成……つまりは、本物の若さまであった!龍之介とこよりの仲も気になる、痛快シリーズの第二弾。
人情の味 本所松竹梅さばき帖 (コスミック時代文庫)
✍ Scribed by 倉阪鬼一郎
- Book ID
- 110767523
- Publisher
- コスミック出版
- Year
- 2016
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 202 KB
- Category
- Fiction
- ISBN-13
- 9784774729275
- ASIN
- B073S6862V
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✦ Synopsis
本所回向院の裏手、相生町の路地にともる三つの紅い灯り。すし、てんぷら、そば、と印された軒提灯は、松吉、竹吉、梅吉の三兄弟が江戸料理の三種の神器というべきものをひとところで味わえるようにと構えた、三軒の見世のものだった。この路地を訪れる人びとはさまざまだ。元本所方同心の隠居とその息子、居合の道場主、船大工に火消し、噺家師弟に戯作者。身分を超えて互いを助け合う人びとは、老い先短い噺家の最期の願いを叶え、悪の道に迷う若者の危難を救い、ふと綻びた人情の機微を繕う……。うまい料理のぬくもりで人の心を癒す、松竹梅三兄弟となじみたちの姿を描く、江戸料理小説の新シリーズ。
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