<p>唐帝国はユーラシアに何をもたらしたか? —— 遊牧国家とオアシス国家の共生関係の上にあった秩序を取り込みながら唐帝国がユーラシア東部に構築した交通・交易体制を解明。ソグド商人らの活動に着目しつつ駅伝や通行証制度、モノやカネの流通を考察する。「シルクロード」像の背後にある交易隆盛の実相を明らかにする渾身作。</p>
中央ユーラシア史研究入門
✍ Scribed by 小松久男, 荒川正晴, 岡洋樹
- Publisher
- 山川出版社
- Year
- 2018
- Tongue
- Japanese
- Leaves
- 429
- Category
- Library
No coin nor oath required. For personal study only.
✦ Synopsis
中国からヴォルガ・ウラル・コーカサスまで広汎な中央ユーラシア地域の研究を、時代・地域別に解説。ソ連解体後、自立をはたした国々の最新の研究成果も満載。参考文献やオンライン情報など基本データを網羅した入門書の決定版。
✦ Table of Contents
まえがき
目次
第Ⅰ部
総説 小松久男
第1章 騎馬遊牧民の誕生と発展:スキタイ時代から突厥・ウイグルまで 林俊雄
第2章 オアシス都市の発展:古代~前モンゴル期
1 東トルキスタン 荒川正晴
2 西トルキスタン 稲葉穣
第3章 遼・金・西夏の時代 武田和哉
第4章 モンゴル帝国の成立と展開 宇野伸浩・松田孝一
第5章 ポスト・モンゴル期
1 チャガタイ・ウルスからティムール朝へ 久保一之
2 ウズベク諸ハン国とカザフ 木村暁
3 元朝北遷からリグデン・ハーンまで 井上治
第6章 チベット,モンゴル,満洲に広がる仏教世界の成立と展開 石濱裕美子
第7章 露清関係の展開と中央ユーラシア 柳澤明
第8章 清朝から現代へ
1 中央ユーラシア国家としての清朝 杉山清彦
2 清代以後のモンゴル 岡洋樹
3 清代以後の新疆 小沼孝博
第9章 帝政ロシア・ソ連時代およびソ連解体後
1 ロシアと中央ユーラシア草原 濱本真実
2 ヴォルガ・ウラル地方 長縄宣博
3 中央アジア:カザフ草原とトルキスタン 宇山智彦
4 コーカサス 前田宏毅
コラム
コラム1 古代テュルク帝国を問い直す 鈴木宏節
コラム2 騎馬遊牧民 吉田順一
コラム3 ウイグルの定住化 梅村坦
コラム4 オアシスについて 堀直
コラム5 マニ教絵画資料 吉田豊
コラム6 サマルカンド出土「外国使節の間」の壁画 影山悦子
コラム7 中央ユーラシアのイスラーム化とテュルク化 濱田正美
コラム8 西夏の出土文字資料 佐藤貴保
コラム9 海域世界のモンゴル 向正樹
コラム10 ジュチか, それともジョチか 赤坂恒明
コラム11 中央アジア古文書研究セミナー 堀川徹
コラム12 モンゴル史研究とモンゴル年代記 森川哲雄
コラム13 吐蕃 岩男一史
コラム14 カザフをめぐる露清関係 野田仁
コラム15 モンゴルの外邦図 二木博史
コラム16 大谷探検隊の活動と外務省外交記録 白須淨眞
コラム17 「中央ユーラシア」の境界 中見立夫
コラム18 著述家ムハンマド・サーディク・カシュガリー 澤田稔
コラム19 タタール人汎イスラーム主義者と日本 小松久男
コラム20 「ソ連時代」という歴史的経験 塩川信明
第II部
第1章 中央ユーラシア史全般に関する参考文献
1 通史・解説
2 事典・研究入門・講座
3 地図・地誌・旅行記
4 文献目録
5 学術雑誌
第2章 各章に関する参考文献
総説
第1章
第2章
第1節
第2節
第3章
第4章
第5章
第1節
第2節
第3節
第6章
第7章
第8章
第1節
第2節
第3節
第9章
第1節
第2節
第3節
第4節
コラム
コラム2
コラム3
コラム4
コラム7
コラム8
コラム9
コラム11
コラム12
コラム14
コラム15
コラム17
コラム18
コラム19
コラム20
付録
年表
系図
文法書と辞書
史資料の閲覧・検索に有益なサイト
執筆者紹介(執筆順)
コラム執筆者
奥付
📜 SIMILAR VOLUMES
中国の歴史を中国史の枠組みだけでなく広く世界史のなかで捉えるために、邦語を中心とする基本文献の紹介を軸に、歴史の意味や史料のあり方から、研究を助ける様々な知識まで、最新の中国史研究のエッセンスを伝えるベーシックな研究入門。
<span>近年の史料状況の激変にともなう研究の新展開をふまえ、中国史を中国史の枠組みだけでなく広く世界史のなかで捉えるために、邦語を中心とする基本文献の紹介を軸に、歴史の意味や史料のあり方から、研究を助ける様々な知識まで、中国史研究のエッセンスを伝えるべーシックな研究入門。</span>
ウクライナ、中東、北方四島、そして北極へ。東西南北に張り巡らされるロシアの新勢力圏。露わになるロシアの軍事的野望の向かう先は?混迷する世界秩序を理解するための必読書!
<p>かつてオアシス都市に住んでいた歴史上の民族、ソグド人。</p> <p>彼らはいかなる活動を行い、独自の文化を築いたのか。</p> <p>四世紀から十一世紀にかけて草原世界から中国東端にわたるユーラシア地域を移住しながら交易活動を行ったソグド人の言語・文化・信仰や各地域における様相を、編纂史料のほか新出の石刻史料・出土文書史料・文物を用いた最新の研究成果で明らかにする。</p> <p>またその東方活動を通して中国史を相対化し、新たな東ユーラシア世界史を構築する。</p>