フーコー研究
✍ Scribed by 小泉義之, 立木康介
- Publisher
- 岩波書店
- Year
- 2021
- Tongue
- Japanese
- Leaves
- 591
- Category
- Library
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✦ Synopsis
死後35年余、ますます重要性を増すミシェル・フーコー。実証的研究と哲学的考察が交差するその巨大な思想圏を、現在の人文科学の観点から多角的に解明する。京都大学人文科学研究所が主催、4年に渡る共同研究の成果を一挙収録。今後の人文科学において長く参照されうる強度をもった、フーコー研究の最前線にして到達点。
✦ Table of Contents
まえがき 小泉義之
目次
引用の注記について
単行本(生前に出版されたもの、出版年順)
コレージュ・ド・フランス講義(講義の開講年順)
プレイヤード版
Dits et écrits(『思考集成』)
その他
I.安全/科学/セクシュアリティ
1. 疫病下のフーコー ―― 死に照らされた深い革命 小泉義之
2. 配慮と不安を遠ざけるもの ―― 『安全・領士・人口』におけるセキュリティについて 西迫大祐
3. フーコーの「考古学」と科学史記述 ―― 「断絶説」をめぐって 隠岐さや香
4. 言説、科学、イデオロギー ―― 「セクシュアリテの考古学」から「セクシュアリテの系譜学」へ 坂本尚志
II.啓蒙/批判/主体
1. フーコーと啓蒙 ―― 自己へのオデュッセイアの途上で 佐藤淳二
2. フーコーとカントの人間学 ―― 「私たちの知の根拠へと向かわせる秘密の道」をめぐって 田中祐理子
3. 死者の疎外論 松本潤一郎
4. 主体とは何か 藤田公二郎
III.言語/文学/芸術
1. フーコー「文学論」の射程 ―― 一九七〇年のサド/フローベール講演をめぐって 森本淳生
2. フーコーはいかにしてレーモン・ルーセルを読んだか 柴田秀樹
3. 「文学」の失効を語るフーコーを巡って ―― 統治性の変遷から見た文学の行方 上田和彦
IV.狂気/人間/精神分析
1. 「精神分析の考古学」の行方 立木康介
2. 《Salvate animam meam》 ―― フーコーの「治癒」の哲学 上尾真道
3. 狂気、主体、真理 ―― フーコーとラカンにおけるデカルト的コギトをめぐって 柵瀬宏平
4. 『狂気の歴史』と孤島 ―― あるいは、フーコーによって書かれるはずもない「自閉症の歴史」について 久保田泰考
5. 二重化するフーコー ―― 一九六一年の人間学批判とヘーゲル、ハイデガー、カント 王寺賢太
V.運動/権力/(新)自由主義
1. フランスの中絶解放運動とフーコー ―― GISの活動から 相澤伸依
2. 生権力/生政治とは何か ―― レイシズム、自由主義、新自由主義 佐藤嘉幸
3. 「主婦化」するホモエコノミクス ―― 新自由主義的主体の変容と未来 中井亜佐子
4. 権力の新たなエコノミー ―― 眩しくて見えない/単眼で見る 北垣徹
VI.真理体制/統治性/資本
1. 真理体制概念からアナーキーな権力分析ヘ ―― フーコー新自由主義論をめぐる論争を超えて 箱田徹
2. 生権力と福祉国家 ―― ミシェル・フーコーの七〇年代 前川真行
3. 統治性論はなぜ棄てられたのか 廣瀬純
4. 人間の群れ ―― 資本という近代と反復する本源的野蛮 長原豊
VII.パレーシア/神/倫理
1. 生き様のパレーシア 千葉雅也
2. 砂の上の〈監視〉と〈舵取り〉・ノート 丹生谷貴志
3. パレーシアと民主制 堀尾耕一
4. せめて風狂であるために ―― パレーシア論について 布施哲
5. ソフィストはいかにしてパレーシアストになったか 市田良彦
あとがき
【執筆者紹介】
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