朝はいつもぎりぎりの出仕、なにかと理由をつけて町の見まわりも怠けがち、果報は寝て待てを座右の銘にするという、なんともとぼけた侍、篠原潮。それでもなんとか南町奉行所の臨時廻りを罷免されないのは、ときおり見せる推理の冴えと剣の腕前で、難事件を解決に導いているためであった。そんな潮には、三人の妹たちがいる。紫乃、舞衣、小夜、それぞれに魅力ある器量よしの三姉妹は、ぐうたらな兄を助けるため、蕎麦の屋台をはじめたのだが……。屋台にともる人情の灯火が、さまざまな事件をとおして、人間のせつなさや怖さを照らし出す。じつは凄腕同心・篠原潮の人情裁き、大好評のシリーズ第二弾。
おとぼけ同心と小町姉妹 ギヤマンの花 (コスミック時代文庫)
✍ Scribed by 霜月りつ
- Book ID
- 110772280
- Publisher
- コスミック出版
- Year
- 2014
- Tongue
- Japanese
- Weight
- 94 KB
- Category
- Fiction
- ASIN
- B07B2RV5CY
No coin nor oath required. For personal study only.
✦ Synopsis
南町奉行所の篠原潮は、お役目にも熱心にならず、楽して小銭を稼ぐことばかり考える、ぐうたら同心。当然、出世もせず、篠原家の家計は、つねに火の車であった。そんな兄の姿を見かねた、柴乃、舞衣、小夜の三人の妹たちは、一念発起。小町と呼ばれるほどの美貌を活かし、家計の足しにとはじめたのは、なんと蕎麦の屋台。味よし、器量よしの蕎麦は、またたく間に評判となった。だが、それと同時に、町場に出た三姉妹たちは、さまざまな厄介事や事件に巻き込まれていく。かつては剣の達人として知られ、名同心だった潮が、愛する妹たちのために、ついに覚醒する!?
📜 SIMILAR VOLUMES
かつては、奉行所一の熱血同心として知られていた篠原潮。昔の面影はどこへやら、いまではすっかりぐうたらの臨時廻りとして、日々をのんべんだらりと暮らしていた。役目にも熱心にならず、当然、もらえる俸給も知れたもの。そんな潮を助けるため、三人の妹・紫乃、舞衣、小夜たちが、蕎麦の屋台をはじめた。またたく間に評判となった小町姉妹たちの屋台だったが、お客だけでなく、なぜかさまざまな謎や厄介事も呼び寄せてしまう。昼行灯になりさがった潮ではあるが、困った庶民を助ける義侠心には、いささかの衰えもない。危機一髪の瞬間にかいま見える、凄腕同心の華麗なる剣さばき!大好評のシリーズ第三弾。
橋廻り同心という閑職をいいことに、日々を飲み歩く服部半四郎。だが、ひょんなことから御庭番という大役に任じられ、副業としていた素っ破抜き…いわゆる、悪党の弱みにつけこんだ強請りたかりも、開店休業というありさま。その日の飲み代にも困る窮状ではあるものの、本人にしてみれば、それどころではない事情もある。想い人、真鈴との祝言が控えていたのだ。だが、肝心の真鈴は、どうにも浮かない顔。それもそのはず、真鈴の過去となにやらかかわりのある男が現れて……。ぐうたら同心・服部半四郎と、時の将軍・徳川家斉のおかしくも奇妙な縁。痛快娯楽時代の大人気シリーズ、ここに感涙の大団円!
風采があがらず、しょぼくれて冴えない侍――亀無剣之介は、毛羽だったちぢれ毛の髷と、名前の一文字から、ちぢれすっぽんと呼ばれる北町奉行所の名物同心。その風貌と、おどおどした言動は、奉行所のみならず、町民のあいだでも馬鹿にされているが、実は頭脳明晰であり、剣は鳳夢想流免許皆伝の腕前。見かけからは思いもよらない、切れ者同心であった。 ある日、沢木屋の女主人・おさよは、やむをえぬ事情から、能登屋の弦蔵を殺してしまう。考え抜かれた殺しの計画は完璧で、おさよは、奉行所の探索の手からうまく逃れたかにみえたが……。 殺しの下手人にしつこく喰らいつく、剣之介の追及がはじまる!